「訪問理美容師になりたいんですけど・・、アシスタント経験しかないですが大丈夫ですか?」にお答えします。

こんにちは!
訪問美容師の佐藤圭哉です。
主に葛飾区で活動しています。
以前に訪問理美容師の求人募集について書かせて頂きました。
その時にアシスタントの事は?と思い、今回は追加に情報を書かせて頂きます。
その時の記事はこちらです。下のボタンをクリックして見て下さい。
(内容は「訪問理美容師の求人募集について」です。)

訪問理美容師のアシスタント募集について
最初に記載させて頂くことは訪問理美容師のアシスタント募集は非常に少ない、需要がほぼ無いと言っても過言ではないでしょう。
何故ならば、出張カット・訪問理美容師のサービスにおいてお客様のカットなどの施術をして頂く報酬でアシスタントを雇えないと考える人が圧倒的に多いからです。
勿論、弟子として雇って育てるという考え方の人もいますが、ゆくゆく独立して結局最後は自分一人で仕事するのかと分かっていて育てていくのが出来ないのが現状です。
では、逆にアシスタント経験しかない人が訪問理美容師になるための事を書きます。

アシスタント経験しかない人が訪問理美容師になるために・・
それでは、アシスタント経験しかない無い人が出張カット・訪問理美容師のサービスを行うためには
①資格
②経験
③見た目
この3つがとても重要になってきます。本当です。
それでは説明していきます。

①資格
これだけは絶対必要なものです。
「美容師免許」「理容師免許」
この2つは国家資格であるのでこれを持っているだけ求人募集でアシスタント募集というより、技術者として求められます。
逆を言えばこの2つがあるのにアシスタントとして雇いたくないオーナーさんが多いです。
次に欲を言えばあると有利になるのが
「介護士」の資格(級は関係なく介護士の資格という意味です。)
介護的な要素が強い出張カット・訪問理美容師のサービスですので、介護士の資格を持っていますと言うだけでお客様もオーナーさんも安心します。
個人的なお話しになりますが、僕が大勢の団体で一緒に福祉施設・介護施設に行った時のお話しですが、その時にアシスタントではないですが、介護士の資格を持っているマネージャーさん的な人がいて、自分はカットしないで大勢の技術者と大勢の車椅子のお客様を回していてとても助かったのを覚えています。
他にも理容師さんなら「顔そり」美容師さんなら「メイク」「マニキュア」などの技術を持って民間でも資格があれば尚重宝されます。

②経験
経験が無くて不安だから、アシスタント経験しかないですが大丈夫ですか?って聞いているんでしょ!って怒られそうですが、まあ聞いて下さい。
そうなんです!「経験が無い」それだけなんです!
国家資格の美容師免許や理容師免許を持っているので、法律的にはお客様の髪の毛を調髪・カットする事が出来るのです。
頭が「?」って思いますよね。
まず最初にある程度、髪型の切り方を覚えなければいけません。これだけは絶対必須です。
本来であればサロン勤務中に覚えなければいけない事です。でも、サロンを辞めてからカット出来ないけど出張カット・訪問理美容師のサービスをしようと考えてこのページにたどりついた方にはおすすめの方法は・・
「YouTubeなどの動画を見ながら見様見真似で覚える。」
これが今の技術習得に欠かせないものだと言っても過言ではないです。有名なカリスマ美容師さん達が自分の技術を余すとこなく見せてくれます。これは見るだけでも価値があると思います。
見て学んでウイッグなどでカットしてみるです。
次は練習兼実践です。地域の訪問理美容師のサービスを行っている組合や団体を探して(ネットなどで)訳を話して一緒に同行させてもらう。
もしくは、もう訪問理美容師のサービスのグループに就職する。
この2つが良いのです。
2つとも貴方の技術レベルチェック・指導係的な人がいるので貴方の技術を見ながら(髪型を切れるという前提で)指導してくれる事があります。
就職してしまうのは、保険が入って安心ですし、地域の訪問理美容師のサービスと同行させてもらうというのは、その地域に訪問理美容師のサービスに根付くという意味で独立もしやすくなると思います。
資格を持っていて練習していたことが前提ですが、これだけで経験をつくような場所に行くチャンスが広がります。

③見た目
資格があって経験している、ただそれだけでほぼOKなんです。
でも、最後の一つは見た目です。
僕も童顔で苦労しましたが、訪問理美容師のサービスの場合は見た目が若いとお客様や介護している周りの方が不安になる事が多いです。
それと、高齢者のお客様が対象になる事が多いので清潔感も大事になってきます。
分かりやすく言えば、いかにもチャラ男の茶髪のアロハシャツでビーチサンダル履いて「よろしく~」っていう技術者さんは、もう2度と呼ばれないと言う事です。
高齢者のお客様が多いという事は髪の色もあまり派手すぎると嫌がられる事が多いです。
服装なども清潔に見えるモノが良いでしょう。
この見た目が出来れば、オーナーさんもお客様も介護している周りの方も安心してくれます。

アシスタント卒業
上記の3つが出来れば、アシスタントを卒業です。
晴れて技術者として、就職もしくは、独立に近づけたと思います。
サロン勤務中、アシスタントの方が安心・安全で守ってもらえると思っていたかもしれませんが、何度も書いていますが訪問理美容師のサービスは高齢者のお客様が多いのでお客様の方にこそ安心・安全を提供しなければなりません。
アシスタントではそれは難しい場合の方が多いです。
でも、技術者として求められる事に答えていけばアシスタントでは得られない喜びを得ることが出来ると思います。
これがきっかけでアシスタントの訪問理美容師を目指すのではなく、技術者としての訪問理美容師を目指してくれると嬉しいです。
この記事をお読み頂きありがとうございます。
*今回の記事は個人的主観と経験で書かせて頂きましたので、就職や独立の成功を約束するものではありませんのご注意下さい。
出張カット・訪問美容専門『あの美容師さん』
代表 佐藤圭哉