
こんにちは!
訪問美容師でオーガニックプリーチャーの佐藤圭哉です。
今回も介護施設に訪問美容・出張カットに行って来ました。
忙しくなると思い始まる前に写真を撮ってもらいました。
手にはバリカンを持って「頑張るぞ!」と笑顔で気合いが入っています。
バリカンは訪問美容では、必需品です。
さて、お客様を介護施設のスタッフさんが案内して連れて来てくれてスタートしました。
一緒に行った、床屋さんチームと美容師さんチームの仲間たちと楽しく始まりました。
お客様や介護施設のスタッフさんにヘアスタイルの確認したりしながら進めていきます。
「じゃあ、短くしていきますねー。」と笑顔で言いながら襟足をバリカンで刈り上げていきます。
バリカンはとてもよく使いますので交流式、つまりコードを付けた状態で行うことの方が多いです。
コードレスが良い人もいますが、充電が気になるので僕は充電式より交流式の方が安心感があって好きです。
何人か仕上げていった後に・・・、
そのバリカンのコードが僕の足に引っかかってテーブルから落ちてしまいました。
そして・・
壊れてしまいました。(泣)
正確には、バリカンの付属させてミリ数を調整するカバーが真っ二つに割れてしまってミリ数が調整出来ない状態になってしまっただけなんですが・・。
さっきも記載した通り訪問美容ではバリカンは必需品です。
なぜ、必需品かというと
①同じ姿勢でいられない方にもバリカンでカバーを付けてカットしていけば安全。
②①と同じ理由で早くカット出来る。
③片手でお客様の頭を支えながらカット出来る。
他にもありますが、主な理由はこんな感じです。
知っている方の方が多いと思いますが、訪問美容でのカットは時間との闘いとも言えます。
お年寄りで車椅子のお客様が多いからです。
なので、お客様が同じ姿勢で苦しくなって我慢出来なく暴れてしまうこともありますので、本当に時間が求められます。
昔、僕はハサミでもいけるだろうと思っていましたが・・、
実際に訪問美容を始めると、ハサミだと小回り出来ない部分やハサミだとお客様が動いている中でカットするのは危険だなと思う部分が多々あり怖い思いも何回もしました。
信じられなかったですが、バリカンを使い慣れてくるとバリカンとハサミの両刀使いの方が圧倒的に早いんです。
訪問美容の事を教えてくれた方もハサミとバリカンの両立やバランスが鍵ですよとおっしゃっていました。
本当にその通りだと思います。
ハサミだけでもダメ。
バリカンだけでもダメ。
そう、あとおっしゃっていたのが「訪問美容は手早く楽しく。」です。
早さだけの訪問美容より楽しい方がお客様が喜ぶという感覚なんですね。
サービス業には必要不可欠な要素ですね。
少し話が逸れてしまいましたが、バリカンのミリ数が調整出来るカバーが無い状態とは、刈り上げを短くしすぎてしまう可能性もあり、耳回りも若者のツーブッロク風の剃りを入れてしまう可能性もあると言うことです。
車椅子のお婆さんがサイド刈り上げの地肌が見えているツーブッロクだったら周りは何事かと思いますよね。
それに、片手で頭を支えながら行うことが難しいので車椅子でも寝たきりに近い人にカットしづらくなってしまいます。
と言うことが一瞬のうちに浮かびました。(笑)
もう、顔面蒼白でした。(笑)
だってコードに引っかかって壊したのは自分なんですから。(笑)
でも、不幸中の幸いはカバーは真っ二つになってしまいましたが・・
先ほどから記載されている通りバリカン自体はまだ動けるということです。
その後介護施設のスタッフさんが連れて来たお客様をカバーなしバリカンで細心の注意を払ってカットしていきました。
いやぁ、緊張しますね。
お年寄りは肌が弱いので特に切りすぎないように行いました。
もちろん、スピードも意識しましたが。
改めてバリカンって大事だなぁと思いました。
全員終わった時は「無事終わった。」とほっとしました。(笑)
介護施設の訪問美容を解散した後、問屋さんに直行したのは言うまでもありません。
あ!
その問屋さんでもバリカン問題で泣けた事がありましたが、またの機会にお話します。
今回はバリカンが壊れて大変!焦った!というお話でした。
最後までお読み頂きありがとうございました。