訪問美容のチョー大切な基本5つ!これだけ覚えれば上手くいく!?

美容関係

出張カット・訪問美容師さんの初心者必見!基本の5つ!

訪問美容師さんは、お母さんにすっごく優しいから安心して任せられるわ。

私も訪問美容師さんになってみようかしら!

ありがとうございます。美容師免許は持ってる?

有れば訪問美容師さんになれるよ!

確かに訪問美容師さんは美容師免許が有れば出来るけど・・

これだけは抑えとかないといけない事があるんだよ。

超高齢化社会が進んでいるのは貴方もご存じだと思います。そこでますます出張カット・訪問美容師さんの需要が増えているのもご承知の通りです。

訪問美容師さんになる為に必ず必要なのが美容師免許です

*注(今回は訪問「美」容師さんという事で記事を記載していますので、勿論「理」容師免許でも訪問理容師として活動が出来ますのでご理解下さい。)

美容師免許を取得、或いは保持していて出張カット「訪問美容師」の活動する為に資格を取得をするには民間の会社や団体など行われていますので、ネットで取得方法を調べてみるのが一番早いです。
*注(美容師免許は国家資格で訪問理美容師の免許は民間の資格です。つまり、美容師免許が有れば訪問美容師の活動は出来ます。)

訪問美容師の資格の為の講習会や勉強会は、施設で実技を兼ねた実地指導がある場合が多いのでとても勉強になるので、訪問美容師さんの活動を始める時には現場を知っている方の指導がありますので必ず参加する事をお勧めします

それを、踏まえた上で今回は訪問美容の現場で大切な基本の5つをご紹介していきますので宜しくお願い致します。

①笑顔で初まり、笑顔で始まる

笑顔?

無理に笑わなくても優しくすれば伝わるんじゃないの?

確かに優しくされると有難いけど・・

笑顔が無いと事務的に思っちゃうのよねぇ。

そうじゃよ。笑顔がないと怖くて・・

申し訳なく思ってしまうんじゃ。

笑顔は、簡単に出来ます!だから、「笑顔で挨拶をしましょう!」って事なんです。

理由は初めてのお客様も、いつものお客様も、あなたの笑顔を見ると安心出来るからなんです。

サービス業である美容業の格言に「笑顔で初まり、笑顔で始まる」というのがあります。

これは、前出の通り初めてのお客様に笑顔をする事により、次回会うまでその笑顔が心に残っている。
そして、次に会った時にまた、笑顔で始まるという意味なんです。

だから、とっても大切で笑顔をする事によりお客様やご家族やヘルパーさんとの信頼関係を築けるという事なんです。

介護の世界において、笑顔を見ることにより介護される側の約4割の方が活動的になったと報告があり、ご家族の方が笑顔を見て社会と繋がっているという意見もあったそうです。

最近の研究では笑顔が自律神経に及ぼす効果がとても高く、身体の機能に及ぼす影響がとてもあると発表されています。

貴方にも疲れている時、予想外の出来事でネガティブな感情になり笑顔出来ない時も確かにありますが、「作り笑いも笑顔!」という格言に沿って、その時出来る精一杯の笑顔の「こんにちは!宜しくお願い致します。」の挨拶で周りの方のエネルギー源になると思えば頑張れますよね。

笑顔の攻略ポイント(笑顔のコツ)

疲れたら休んでも良いんですよ。無理はしない。休憩・睡眠をしっかりととる。美味しい物を食べたり、旅行をしたり、リラックスをして自分の幸せを大事にすること!
コレが笑顔の持続させるコツですよ!?(笑)

お客様の為、ご家族の為、そして、自分の為に「笑顔」を心掛けたいですね。

②働く姿勢は大事です!

姿勢?猫背だから、良い姿勢は無理かも。

姿勢って言っても、体の姿勢じゃないウホッ

仕事に対する姿勢だウホホッ

出張カット・訪問美容師は介護的な要素が多いから

とても大変です。

それゆえに、前向きに仕事をする事はとても大事です。

仕事に対する姿勢というには簡単に言うと、「やりがい」です。

最近では「やりがい搾取」とか「やりがい」という言葉で人を操るブラック企業など「やりがい」をマイナスイメージでとらえてしまう方が多いですが、訪問美容において「やりがい」はとても大切なものです。

介護的な要素が強い訪問美容において、お客様はカットされるお客様本人であり、ご家族・ヘルパーさんや介護に携われる方など、とても多いのでカットされるお客様を喜ばせる事が、周りの介護に携われる方の喜びにも繋がります。

介護の資格が無いと出来ない動作など多くありますが、ご家族やヘルパーさんと協力しながら施術をする事がクオリティの高い仕事になります。

例として、寝たきりのお客様を車いすに移動して施術する場合、介護士の資格を持たない人がベッドから車いすに移動する事は認められていません。従って、ご家族の方やヘルパーさんに協力を求めなければなりません。

だからと言って任せっきりにするのではなく、何時でも手を出せる状況に自分をおいて車いすの準備だったりとやることはいくらでもあります。

施術の場合でも、「髪の毛を短くして欲しい」「刈り上げて欲しい」とご家族の方が言ったとしても、お客様本人が「短くしたくない。」と首を横に振る場合があります。
そこで、「夏で暑いから・・」「首にあせものが出来て衛生上問題があるから・・」「安心して今回はあまり短くしないけど、次回のスタイルは一緒に考えましょう。」など強引にいかないようにする事も仕事に対する姿勢の一つです。

お客様本人とご家族やヘルパーさんの話をよく聞き、自分で考えてお客様とよく話して何度も確認しながら行うのが良いと思います。「言われた事だけ」や「面倒くさそう」逆に「強引」に見えたりしてしまうと悲しくなってしまいます。

例であった「刈り上げ」問題は現場では起こる事があるので、

気を付けて下さいね。

働く姿勢の攻略ポイント(仕事のコツ)

働く姿勢においての攻略ポイントとしては・・
相手の望んでいるものは何かを考えて常に意識しながら行動・仕事をしていくと・・
お客様は自分を大切にされていると感じ、ご家族の方やヘルパーさんにもとても喜ばれます。
何よりも常に先の事を考えながら仕事をするので、仕事が早く進みます。

③共感は求められています!

共感かぁ。

お年寄りの方や身体の悪い方の

気持ち分からないから不安だなぁ。

いいんだよ!

適当に話し合わせとけば

勝手に向こうがしゃべるから!

それは、絶対にやめて下さい。

お年寄りや身体の悪い方は、僕達が思っている以上に不安になっています。

だから、適当に話を合わせられると余計不安が大きくなるのでやめて下さい。

「共感」は訪問美容のお仕事ではかなり求められています。

お客様は高齢者や病気などの理由で外出出来ない方がとても多いです。それに、その介護をなさっているご家族やヘルパーさんも同じように大変です。

以前、訪問美容の先生が「実はお客様本人が一番大変なんですよ。」と教えてもらい、その後、出張カット・訪問美容に行った時に、ご家族さんが介護しているのを見て「お母さま本人も大変なんですよね。」と話した時に、ご家族さんが難しい表情をした事があります。

そこで気付いたのは、お客様本人(お母さま)も大変ですが、介護しているご家族も大変だという事です。

それから、出張カット・訪問美容に行った時には、なるべく介護しているご家族のお話を聞くようにしています。

お客様本人には、介護しているご家族やヘルパーさんが話しかける事が多くありますが、介護しているご家族には話を聞いてあげられる方が多くはいない事が多いです。

そして、お客様本人には「痛い所はないですか?」「好きなTVは何ですか?」答えやすい話題をしながら、楽しく優しい時間を過ごしてもらうように心掛けていくようにしましょう。

共感の技術的な事になりますが、共感=コミュニケーションと考えて、お客様になるべく視線を合わせて低姿勢で話を聞いてあげましょう。

求められているのはアドバイスではなく、「話を聞いてもらいたい」「会話をしたい」ですので、極力上から目線での「そうですね!」の相づちや否定的な発言は避けた方が良いです。

だからと言って、お客様の事を「かわいそう」と思う憐れみ(あわれみ)の感情や同情での会話で「大丈夫」「頑張って!」と励ますのも違います。

お客様は元気で外出出来ないので、出張カット・訪問美容に依頼しているわけですから、お客様に寄り添う共感の控え目の頷きや「そうなんですね。」「ええ。」など、お客様の会話を受け入れる少し目線を下げる相づちの反応が良いとされています。

話を聞いてくれるだけで泣いてしまう事があるけど、

気にしないでね。

私たちはお話出来るだけで嬉しいのよ。ありがとう。

共感の攻略ポイント(共感のコツ)

共感のコツは、ご家族の方やヘルパーさんにも「お客様」中心の話題をしながら、キチンと向き合って話を聞くことが共感に繋がります。

そして、話を聞くことで髪型のデザインに繋がり、良いスタイルを作る事が出来て、より良い時間を自分が帰った後も持続する事が出来ます。

当たり前ですが、話を聞く際には足を組んだり、腕を組んだり、ガムやキャンディーを食べたりという一般のマナー違反はしないで下さい。

本当に介護は大変だと思います。共感を求めにいくのではなく、自分自身の行く道だと思って話を聞くことが大切です。

④身だしなみは安心感を与えます。

身だしなみはバッチリです!

いつも以上に気合い入れて行きまーす♡

そうそう、お洒落って大事よねぇ~

よそさまのお家に上がるんだから、

オシャレしてみんなを元気にしてやっちゃいな!

あらあら、勘違いしているみたい。

お洒落は大事だけど、一番大事な清潔感や動きやすさは忘れないでね。

訪問美容のお仕事が目的だから、介護など携わるには相応しい恰好をしてね。

出張カット・訪問美容に行く際の身だしなみは、美容室で働く時と、出張カット・訪問美容に行く際の恰好・服のテーマは??

「清潔感」「動きやすさ」の二つです。

清潔感と言われてパッとイメージが出るのは「白いワイシャツ」「白衣」「白いTシャツ」など白い服装や青い服装の好感度の高いだと思いますが、それで正解です。

そのイメージに+プラスの動きやすさの服装をすれば間違い無いです。
アスリートがスポーツで行う服装には余計なモノが付いてない事が多いのでそのイメージだと動きやすさを追求出来るかもしれません。

確かに流行を取り入れた服装はとても大事で周りを元気にする力があると思います。

しかし、出張カット・訪問美容に行く際にはお客様のお家に上がる・仕事をする・ご家族様が見ている訳ですので、流行の服装をするよりも「仕事をする為に来ました。」という格好の方が信頼性生まれる場合が多いのでので、それも忘れずに身だしなみを整えましょう。

女性の場合は、清潔感と動きやすい服装ですので、上半身の服装は動きやすさを求め、下にスカートなどではなくズボン・パンツの方が緊急時には動きやすいです。

たまにジャージ姿の訪問美容師さんを見かけますが、仕事をするんだというのが伝わって、お客様には喜ばれるって言っていました。でも、ヘルパーさんと間違えられて・・と笑っていました。

ワイシャツ以外にもポロシャツなども沢山あるので、なるべく清潔感のあって動きやすいものを選ぶと良いでしょう。

僕は一人で出張カット・訪問美容に行きますので、襟付きの半袖の白いワイシャツで黒ズボンで行くようにしています。襟付きの服装の方がお客様は高齢者の方が多いので信頼性や安心感が生まれるのでそうしています。

介護士さんやヘルパーさんの中でTシャツの人がいるので、同じで良いかもしれませんが、あまり派手なTシャツは避けた方がご家族の方が安心します。

ネイルが凄く凝っている訪問美容師さんがいてヘルパーさんに「身内の人ですか?」と聞かれた方がいますのでネイルもある程度は気を付けた方が良いかもしれませんね。

個人的にはネイルに対しては介護しやすいのかどうか分からないので何とも言えませんが、お客様の皮膚に爪が刺さらないか心配になってしまいます。

介護的な要素が強い出張カット・訪問美容において、動きやすい服装はとても大事ですが、お客様のお家に上がったり、介護施設に行く事が多いのでお客様本人もそうですが、ご家族の方やヘルパーさんにもどう見られるているかを気を付けた方が良いと思います。

白い服装はお医者さんをイメージするので安心感が生まれます。

悩んだら、自分の親をカットしてくれる訪問美容師さんがこんな格好だったら

安心だな、任せられると思う格好が良いでしょう。

身だしなみの好感度(身だしなみのコツ)

身だしなみのコツは、
・如何に仕事をしやすくするか?
・如何にお客様やご家族の方やヘルパーさんを安心させられるか?
・自分の家族に出張カット・訪問美容を頼んだ時に来てくれたら嬉しい美容師さんの服装は?
・自分を好きでいられるか?

この4つを意識して服装選びをすると良いでしょう。
仕事が中心の服装をしながら、自分が好きな恰好をしていなければ自分も幸せでなくなり周りも幸せでなくなるからです。
でも、あまり自分の幸せを追いすぎる恰好はやめて下さいね。

最後に髪はまとめた方が良いのか?という事があるかもしれませんが、美容師ですので仕事がしやすく自分を出せる髪型だったら良いと思います。

⑤言葉遣いは大丈夫?

言葉遣いって大事だよねー

でも、大丈夫!

私、ずっとおばあちゃんっ子だったから。

うーん・・

親しいのは良いかもだけど・・敬語は大丈夫?

お客様やご家族の方やヘルパーさんは、あなたの家族ではないから

仕事をしに来た方だと思って対応すると思うの。

だから、あなたも仕事で使う言葉を喋ってね。

あなたの言葉遣い(ことばづかい)は大丈夫ですか?

出張カット・訪問美容を頼む方の多くは高齢者です。そこで、あなたが「おばあちゃん」「おじいちゃん」など親しみを込めて呼び家族や親せきのように話すのは、信頼関係を失う事が多いので避けた方が良いでしょう。

高齢者、つまり目上の人です。最近で言う所のリスペクト(尊敬)していなければなりません。

自分よりも人生を長生きして経験も豊富です。ただ、年齢・病気など色々な理由があってあなたよりも身体が思うように動かせなくなっただけですので、それは、忘れずに覚えておいてください。

有名人がテレビで年上の方や周りの人にため口や笑い飛ばして冗談を言ったりするのは、テレビだからです。テレビで映っていない所では、キチンとした敬語で話している方が多いそうですので、テレビの真似をするのは気を付けた方が良いでしょう。

と言って、難しい敬語で話せというのではなく、仕事という事を意識した尊敬や愛情を込めた話をすれば伝わるという事です。

分かりやすく言うと「親しき中にも礼儀あり」という事です。

高齢者だからと言って「おばあちゃん」「おじいちゃん」や「お婆さん」「お爺さん」など年寄りの呼び方をされるとあまり良い顔をしないと思います。
ご自分も「おばさん」「おじさん」と年下の人に言われると微妙な感じになりますよね。だから、気を付けましょう。

では、何と呼ぶか?それは、「OOさん」と固有名詞の名前で呼び「さん」や「様」など付けて話すのが目上の人との会話でのマナーです。

やっぱり、おじいちゃんと呼ばれるよりも・・

ワシは「お兄さん」と呼んでくれた方が嬉しいんじゃ。

隣の人もおばあちゃんよりも「お姉さん」や「奥さん」が良いと言うとったぞ。

言葉遣いの攻略ポイント(言葉遣いのコツ)

言葉遣いの攻略ポイントは、今まで呼び方や敬語の話し方についての解説でしたが、大切な事はお客様やご家族の方やヘルパーさんに対しての気配りや心遣い(こころづかい)の言葉です。

例として
動き始めた時などに「ゆっくりで良いですからね。」「痛くないですか?」「無理はしないで良いですからね。」など、お客様中心の言葉を選んでいく。

施術中などの時に「ゆっくり休めていますか?」ヤナギ「どんな感じの髪型良いですかね?」などお客様に話すように周りの方を巻き込みながら、周りの方に対しても気配り出来るようにする。

施術終了後には「素敵ですよ。」「似合います。」「カットしやすかったです。」「髪のボリュームありますね。」など、褒め言葉を使います。

褒め言葉はゴマをする、媚びを売る、などネガティブに捉える人が多いですが、お客様を承認するという事で大変素晴らしいものです。

褒め言葉で嬉しくなり病気が改善したという話はよく聞きます。
人間は褒め言葉、承認されると細胞が活性化して若返る効果があるそうなので、お客様を沢山褒めて褒めてあげましょう。

褒め言葉は本当に大事で

認知症などの方にも話しかけてあげて下さい。

表情に出ないだけでしっかりと聞いていますので沢山話しかけてあげて下さいね。

まとめ

今回は技術的な事よりも

訪問美容師の仕事での対応を学んだ気がするわ。

そうだね。今回は訪問美容師さんの仕事の対応・・

大切なコミュニケーションついて学んだと思うよ。

技術的な事はどうしても自分中心になりがちだけど、

訪問美容師さんのお仕事は相手中心に考えなければならないお仕事だからね。

出張カット・訪問美容の基本は・・

技術的な事は美容室やネット・雑誌などの情報を得る事が出来て練習する事が出来ます。

しかし、仕事をする上で最も大切な事は「コミュニケーション」です。

相手がいるお仕事で増してや「健康上の理由で外出出来ない」方が圧倒的に多い高齢者のお客様に対して、きちんとした対応・コミュニケーションをとっていくことが出張カット・訪問美容では良い仕事に繋がります。

今回記載した出張カットの基本の5つは・・

①笑顔
②姿勢
③共感
④身だしなみ
⑤言葉遣い

の5点です。参考にして頂けたら嬉しいです。
でも、もし、ちょっと違うなぁ、もっと良い方法があるというのであれば、自分の仕事でどんどん上書きして下さい。

あなたの仕事を良くする事がお客様やご家族の方やヘルパーさんにとっても凄い良い事なんですから。

最後までお読み頂きありがとうございます。

最後まで読んでくれてありがとう!

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