
こんにちは!
訪問美容師の佐藤圭哉です。
今日は8月3日、語呂合わせで8(は)3(さみ)で鋏の日(はさみのひ)です。
山野愛子さんが鋏供養で行ったのが最初だそうです。
山野愛子さんは、というよりは僕が山野愛子美容専門学校を卒業しているので何か親近感があって覚えています。
専門学校時代は山野愛子さんはまだご存命で、専門学校の校長先生をやっていて見かけた事が2、3回あったはずですが、しっかりと覚えていません。
ただ、入学式で僕ら入学する生徒にスピーチをしていました。
そんな僕と山野愛子美容専門学校との縁です。
話は元に戻すと僕たち美容師さんにとって鋏は大切な道具。相棒、右腕、自分そのものなど色々な形容詞で言われたりします。
そんな鋏ですが、以前の記事で書いた事がありますがお手入れはセームという革で拭いて刃先の汚れや髪の毛を取るというものです。

このセームには油が染み込んでいますので鋏の切れ味も良くなります。
それだけにセームはとても大事なものですので、美容師が集まる技術的な実践セミナーやコンテストでは盗まれたりする話しもよく聞きます。
鋏の他の手入れの方法として切れ味が悪くなったら、研ぎます。
しかし、研ぐというのは簡単そうですが素人が手を出してはいけないと思っています。
美容師としてはプロでも、研ぎ師としては素人だと思っています。
簡単そうに見えるものほど奥が深いと思いますので切れ味が悪くなって研ぎを出したいなと思ったら「研ぎ屋さん」に連絡して来てもらうか、問屋さんに頼んで郵送して研ぎ屋さんの工場にお送りします。
来てもらう場合は、車で来てくれるので車の中に工場のセット?研ぎのセット?などが用意されているみたいで1,2時間で直してくれます。
早くて有り難いです。
郵送して研ぎ屋さんの工場にお送りする場合は2,3週間もしくは1ヶ月近く掛かる場合があります。
今は、新型コロナウィルスの影響で郵送して研ぎ屋さんにお送りする方を問屋さんはお勧めしているみたいです。
そんな具合に鋏は消耗品ですがとても大切な道具、もう自分自身そのものですので、大切に使っていこうと思っている美容師さんは多いと思います。
プロの道具なので買うのも高いというのもその理由かもしれません。
今日は鋏の日。
鋏を大切に考えた一日でした。
鋏、いつも使わせてくれてありがとうございます。
この記事をお読み頂きありがとうございます。