訪問美容の3大心配事を紹介します。

こんにちは!
訪問美容師の佐藤圭哉です。
主に葛飾区を中心に出張カット・訪問理美容師のサービス活動をしています。
今回は、お客様の中で予約する時に躊躇してしまう3つの心配事、いわゆる3大心配事を記載しますので、もし当てはまることがあればご覧下さい。
これは、あくまでも訪問美容の際によくある質問と解答と思って頂けると有り難いです。
宜しくお願い致します。

はじめに
はじめに出張カット・訪問美容のお仕事では、高齢者のお客様が多いため、加齢のためにご家族やケアマネージャー・ヘルパーさんに介護してもらっている方が多いです。
その為、介護しているが髪の毛だけはどうしてもカット出来ないという事で訪問美容にカットを予約・依頼します。
その時に心配している事、対応してもらえるのか、カットしてもらえるのか不安になってしまうことが多いので、今回のようなブログ記事を書かせて頂きました。
これは、3大心配事と書いていますが、人それぞれ状態・症状が違いますので順位付けなどしていませんのでご了承下さい。
お客様には心配事を少しでも軽減させて、より良いサービスを提供しようと心掛けていますので、もし、訪問美容をご利用の際に不安な事や疑問に思った事があれば、その時にご質問して下さると有り難いです。
もし、直ぐに解答できない場合でも時間が置いて調べて回答が出来るようにしていきますので宜しくお願い致します。

車椅子でもどうでしょう?
質問 「車椅子でもカットしてくれるの?」
解答 「車椅子でも座ったままでカット出来ますのでご安心下さい。」
質問 「準備は何が必要ですか?」
解答 「特に必要ではありませんが、車椅子に座ったままでカットさせて頂きますので車椅子の周りを僕が動き回ってカットしますのでそのスペースがあれば大丈夫です。」
解説と対応
車椅子の方は、
・加齢により足腰が弱くなってしまい立ち上がる事や歩く事が難しなってしまった方
・脳梗塞や脳出血などの病気により麻痺がある方
・骨折により移動・歩行が難しい方
など様々な症状や病気や怪我の理由があります。
基本的には、「ベッドからの車椅子への移動」や「車椅子からベッドへの移動」はご家族やケアマネージャー・ヘルパーさんに資格上の問題によりお頼み致しますが、協力・お手伝いはさせて頂きます。
しかし、車椅子の一般的な操作のブレーキのかけ方は知っていますのでご安心下さい。
車椅子用のカットクロスの掛け方があります。通常のかけ方は前からですが、車椅子の後ろに点滴など入っている場合は髪の毛が入らないように、もう一枚後ろからもカットクロスを掛けて前からと後ろからのカットクロスで髪の毛が入らないようにしますのでご安心下さい。
お客様をカットをしている時は、車椅子前後左右に一人分入るスペースがあれば、カットが出来ますのでご安心下さい。床に直接座ってカットするよりは、断然しやすいので有り難いです。
なるべくお客様に声かけをしながら、カット・施術を行いますので不安な事や心配な事がありましたら、その場で教えて下さい。
こちらも不安な事を解消して笑顔を提供したいと思いますので宜しくお願い致します。

寝たきりですが、カットして貰えるのでしょうか?
質問 「寝たきりですが、カットして貰えるのでしょうか?」
解答 「大丈夫ですよ。カット出来ますのでご安心下さい。」
質問 「用意するものなどありますか?」
解答 「特別用意するものはありませんが、お風呂の前にお願いしたいと思いますので、日程の調節が必要であれば行いますので宜しくお願い致します。それと、一人で対応出来ない場合がありますので誰か一人いて頂けると助かります。」
解説と対応
寝たきりのお客様は
・脳梗塞・脳出血などにより意思表示が難しい方
・病気などにより酸素ボンベなど医療的ケアを受けている方
など言葉が話せない方や意思表示が難しい方が多くありますが、周りでの会話は全て聞こえていると言われていますので話しかけて、表情から気持ちを感じて上げる事が大切と言われています。
基本的には寝たきりのお客様は、なるべく髪の毛が首筋や襟元に入らないように、布団にも髪の毛が落ちないように工夫しますが、申し訳ないですが完璧には出来ないので「お風呂の前」にお願いしています。
それと、最近では介護用のベッドが主流になっているお陰で少しでも起き上がらせた状態でカット出来るので頭を持ち上げて襟足や耳周りのカットがしやすくなっています。
しかし、それでも頭を持ち上げたり出来ない場合は、ご家族やケアマネージャー・ヘルパーさんにお手伝いをしてもらっています。
(カットされる)お客様の状態により少しでも早くカットを終了してしまわないといけない場合がありますので、ご協力してもらう場合があります。
お客様が首を持ち上げることが苦しい状態やベッドを起こす状態が苦しいとなってしまう事がありますので、カットする時間耐えられないのは申し訳ないですが急いでクオリティの高いカットを提供したいと考えていますので宜しくお願い致します。

認知症なんですが・・
質問 「認知症なんですが・・、カットしてもらえるでしょうか?」
解答 「大丈夫です。カット出来ますのでご安心下さい。」
質問 「用意するものなどありますか?」
解答 「特別用意するものはありませんが、お客様が座る椅子があれば有り難いです。丸椅子でもこたつやちゃぶ台でも良いので座るモノがあれば有り難いです。それと、カットしている時間座っていられるのでしょうか?」
質問 「あまり長時間、座っていられないと思います・・。大丈夫でしょうか?」
解答 「そうなんですね。なるべく早くカットが終了出来るようにします。もし、何かあった時の為に誰かいて貰えると助かりますのでよろしくお願いします。」
解説と対応
認知症の方は
高齢・加齢とひとくくりに出来ない様々な理由で脳の細胞が働きが悪くなったりしてしまう病気です。
その為に生活に支障をきたしてしまうので介護が必要になります。
・自分の眼鏡など置いた場所を忘れて誰かに盗られた・盗まれたなど被害者意識になってしまう「もの盗られ妄想」
・食べられないものを口に入れて食べてしまう「異食」
・急に家を飛び出して、道に迷い帰ってこられなくなる「徘徊」
などの症状が出ることがあり、ご家族やケアマネージャー・ヘルパーさんの介護や協力が必要な病気です。
認知症のお客様もカットが出来るのは事実です。
上記の様に認知症には様々な症状があり、記憶が途切れ途切れになってしまう方には話を合わせながら理解して上げる事がメインになっていきます。
不安に駆られる「いやいや」のお客様には、なるべく早くカットを終了してあげるのが最善の方法と思い、急ぎながらもクオリティの高いカットを心掛けています。
暴れたりしてしまうお客様も確かにいますので、ご家族やケアマネージャー・ヘルパーさんの協力をお頼みする場合がありますのでご理解して欲しいです。
カットする時間を少しでも短縮したいと思っていますので質問と解答でもありました通りに、椅子に座って頂けたら嬉しいです。
椅子に座ることが無理な場合は、立ったままでもカットしますのでご安心下さい。
床に座ってのカットも出来ますが、カットする側のこちらが立ったりしゃがんだりするので移動に時間が掛かってしまう場合があるのでご了承下さい。
認知症のお客様の介護は本当に大変だと思いますので、少しでも協力出来るようにこちらも出来る限り頑張りますので宜しくお願い致します。

まとめ
最後にまとめです。
以上が「車椅子」「寝たきり」「認知症」が訪問美容の3大心配事です。
訪問美容をしていると、この心配事は本当に大変だと思います。
そして、だんだんと病気や症状が悪化して進行していきますので、何とも言えない気持ちになることが多いです。
お客様のご家族は本当に介護をしっかりとしているのに・・、と思ってしまうことの方が多いので何とか僕等訪問美容師も協力出来るようにと思って仕事をしています。
病気や怪我、症状が悪化などはお医者さんや介護士さんにご相談下さい。
カットの事に関しては出来る限り頑張りますので宜しくお願い致します。
最後までお読み頂きありがとうございました。
今回の参考させて頂いた資料は
「訪問理美容アクションBOOK」女性モード社
参考にさせて頂き、一部抜粋させて頂きありがとうございました。
出張カット・訪問美容専門『あの美容師さん』
代表 佐藤圭哉
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