副業で訪問美容を始めたい?とっても良いと思います。最初はそれが正解です!

こんにちは!
訪問美容師の佐藤圭哉です。
主に葛飾区を中心に出張カット・訪問理美容師のサービス活動をしています。
副業で訪問美容を始めたいと聞かれましたので今回はそれに答えるような内容を記載させて頂きますので宜しくお願い致します。

副業スタート
訪問美容のお仕事は最初は予想以上に仕事は来ません。お客様からの予約は入りません。
ですので、副業でスタートするのが正解だと思います。
美容師免許若しくは理容師免許を持っている方が、いきなり本業で訪問美容をスタートするのは止めた方が良いと誰でも分かります。
何故ならば、お客様がつくまでに時間がかかるからです。
美容室や理容室に限らず飲食店などお店を開いた時はいきなり新規のお客様が来るのは立地によってもあると思いますがそんないきなり人気店になるのは難しい事だと思います。
しかし、お店を持たない訪問美容師が開業していきなりお客様でてんやわんやはほぼ無いです。
初めは副業として若しくはお小遣い稼ぎのつもりで訪問美容を始めていくのが、コツコツと積み重ねてお客様を獲得していくのが成功の鍵なのではないでしょうか。

副業のメリット
副業スタートのメリットがあります。
それは、「時間」を自由に使える事です。
本業や家事・育児など男性も女性も性別関係無く美容師は時間に追われている事が多いです。
そこに更に
「独立するために訪問美容を始める!」
「毎月の収入を増やすために訪問美容を始める。」
「将来、家族の介護をするかもしれないから今から出来る事を始めるのは訪問美容。」
などなど色々な理由があると思います。
しかし、本業でやるのでは忙しく考える時間が無くなって毎日の行動に追われていってしまいます。
独立開業したばかりの訪問美容だから
チラシ作らなきゃ!チラシを蒔かなきゃ!チラシを配らなくちゃ!
お客様獲得の営業をしなくては!
営業マンみたいに電話をかけまくった方が良いの?
介護施設や老人ホームに訪問して営業をかけた方が良いの?
SNSやった方が良いの?
などなど訪問美容で開業するとやることや疑問点など沢山出て来ます。
そこで、最初は一日の中で少ない時間・・5分、10分、15分で良いので訪問美容について考える時間を作っていけば、自分の疑問を自分で答えを探す時間を作れて、
「何が必要で、何がいらないか」優先順位を決めて計画を立てて行動する事が出来ます。
これは、最初は副業で始める最大のメリットとも言えます。

副業のデメリット
副業のデメリットは、収入が本業に比べて少ない。これに尽きると思います。
逆に言えば収入を増やしたいから、頑張る人が本業以上に結果を出す人とも言えます。
頑張る、つまり話が最初に戻りますが、最初はお客様が来ない事からがスタートの訪問美容なので副業ではなおさらお客様に対して知名度がないので大変です。
副業で収入が少ない。
時間配分が分からない。
相談相手がいない。
これは、最初に訪問美容を始めた人がぶち当たる壁です。
最近は、「副業で起業の先生」や「コンサルタントさん」や「営業さん」がいますので、お金を掛けていけばいくらでも相談出来ると思います。
お金を掛けずに相談するのではあれば、スマホやPC・パソコンなど駆使して検索したりしながら調べていくのが良いです。
もう一つ、無料セミナーなどがあります。今はオンラインセミナーなどありますので、困った時には聞いたり参加したりすると解決出来るかもしれません。しかし、営業マンみたいな人から連絡が来るかもしれませんのそこだけは用心して参加が良いと思います。

技術を学ぶ
副業のメリットで技術の見直しが出来る、練習が出来る事があります。
通常の美容師で美容室勤務の場合はお店で練習する事が出来るのでとても良いと思います。
訪問美容だけで美容室の母体が無いと練習する場所や時間を探すのを苦労します。
美容室勤務をしながら訪問美容の技術の見直しや練習をしましょう。
何故あえてこの事を書いたかというと・・
訪問美容は高齢者が多いので介護的な要素が強いので、介護の事についても学ばなくていけないからです。
介護士の資格を持たない・持つつもりはないと言っても、訪問美容の現場では介護的な資格があるないに関わらず、介護士まではいかないとしても、介護に関わることをしなくて仕事が出来ません。
それに、訪問美容の高齢者のお客様のカットは、通常の美容室のカットとは若干ですが、違います。
その技術を改めて学ぶ・経験で考えるなどカット技術も必要になりますので、練習する場所や時間が必要です。
介護カットと呼ぶ方もいるくらいですので、介護をしながらのカットとはなんぞや?と美容室と訪問美容の現場での対応は違う事を体験しながら学んでいきますので、現場だけの対応だと高齢者が相手ですので、自分もお客様もお客様のご家族も怖いです。
今は、民間で訪問理美容の資格を持たせてくれる場所や機関が多くなってきていますので、訪問美容について心配な方は探して参加すると良いでしょう。

コツコツと
副業のメリットになりますが、周りが見えるという事もあります。
本業に負担を掛けないように副業で始めるので疲れたら休むことが出来ますし、育児中であれば子供のイベントに参加しながら訪問美容はこういう時に便利だなと考える事も出来ます。
自分のやり方を自分のペースで出来るので強制感が無いので、逆に続かないという人がいますが、コツコツと積み重なると本当に自分でも驚くような結果になります。
副業を起業とも開業とも独立とも発展させて考える事も大事ですが、今は目の前の収入をホンの少し増やすことの為にコツコツと訪問美容を始める、アイデアを出すのも未来に繋がり良いかもしれません。

お客様は・・?
副業での訪問美容に対しての事ですが、お客様はイケイケドンドンのバリバリのカリスマ美容師は求めていません。
お客様は綺麗にして欲しいですし、格好良いスタイルをカットして欲しいは勿論あります。
しかし、美容師さんの技術だけが格好良く、カットして終わりではお客様もご家族も心配なります。
お客様もお客様のご家族も求めているのモノは何ですか?と聞き出す美容師さんが求められていると思います。
それでは、カウンセラーやカウンセリングの先生が訪問美容に向いているのでは?という意見があると思いますが、僕はその通り!とも思います。
高齢者のお客様や介護しているご家族は、普段お家にいてお互いしか話し相手がいません。
もし、お客様が認知症で介護が大変な場合は話せるけれどもネガティブなことは相手には言えません。
そこで、ご家族とも親戚やご近所さんとも全く関係ない訪問美容師さんが、ちょっとの時間だけでも話を聞いて違う空気にさせて上げられれば、明るくなります。
本当は本当に深いお話しを聞いてあげられたりすれば良いのでしょうが、現実問題としてその技術は難しいです。
だから、カウンセラーやカウンセリングの先生が良いと言ったのはその為です。
介護は大変ですので、お客様ご自身もご家族もお話しを聞いてあげられる訪問美容師さんが良いと思います。

準備
そうそう、忘れてはならないのが準備です。
副業だから訪問美容の準備が出来ます。
訪問美容は「ガジェット系美容師」と呼ばれる位に道具(ガジェット)が沢山必要です。
道具?と思うかもしれませんが、美容室で働いている時には何も感じませんが、カットだけにしてもカットクロスやハサミ一式やくし・クリップ・ブロー道具・ドライヤー、終了後の髪を集めるミニ箒(ほうき)、シート若しくは新聞紙、手鏡、水スプレー、消毒用の道具、タオル数枚、毛払いブラシ、ベビーパウダーなど色々とあります。
これらは一部ですが、いざ訪問美容を始めるとなると色々と準備が必要になってきます。
それらは現場で必要かどうかを見極めながら準備していくのも有りだと思います。
何処かの団体や地域の組合の訪問美容に所属していると、所属している何人かと一緒に介護施設に行く事があります。
その時に、他の人の道具を見る事が出来るので聞いて見る事が出来ます。
僕は所属している団体の人に理容師さんがいましたので、顔そりの道具やバリカンが凄いので聞いたりしました。
訪問美容のお仕事は理容師さんが重宝されますので、理容師さんだと反骨心をむき出しにしないでしっかりと素直に聞くと、色々な事を教えてくれてとても得るものが大きく良かったので、訪問美容師さんは訪問理容師さんにお話しを聞くことをおすすめします。
つまり、訪問美容師で美容師の良いところと訪問理容師の理容師の良いところを、見て聞いて準備出来るのが、副業の訪問美容の良いところです。おすすめです。(経験談)

まとめ
まとめです。
副業で訪問美容をしている人に下手な人はいません。
ですので、安心して訪問美容を始めるのが良いでしょう。
美容室で働きながら訪問美容を始めるのも、育児中で少し子供が手が離せるようになったから訪問美容を始めるのも、昔美容師していたのだけれどもちょっともう一度美容師というか訪問美容をやってみようかなと始めるのも良いと思います。
おすすめなのがくれぐれも最初は無理しないことです。
何度も言いますが、最初はお客様がいませんので、売上重視で客単価を高くしたり物販販売に強化したりと自分が高齢者になってイヤなことはしないことです。
正直、金額設定は難しい問題です。そこは色々と準備が必要になります。
もしかしたら高額設定の方がお客様に支持されるかもしれません。
だからこそ、自分のやり方を自分のペースでやることが必要になります。
焦ってお客様やご家族に負担を掛ける事は避けた方がスタートとして間違っていないでしょう。
好きなことを好きなようにと思って仕事をするのですから、無理は禁物です。まあ収入が最初は本当に少ないので副業スタートでしか出来ないと思いますが。
もし、副業で訪問美容を新たにやってみようと思った方がいれば嬉しいです。
何かの参考になって頂けたら喜ばしい限りです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
出張カット・訪問美容専門『あの美容師さん』
代表 佐藤圭哉