こんにちは!
訪問美容師の佐藤圭哉です。
主に葛飾区を中心に出張カット・訪問理美容師のサービス活動をしています。
最近は暑くなってきましたね。
そこで、髪の毛を短くカットする人が多くなってくると思いますが、訪問美容の現場においてちょっとした悩みごとがあります。
僕だけかもしれませんが、今回はそちらをご紹介しますので宜しくお願い致します。
現場での悩みは数多くありますが、今回のテーマは「刈り上げ」についてです。
「髪の毛の長さなんて何でも良い!」
「手入れが出来れば短い方が良い!」
と思っている方には関係ないお話しになりますが、刈り上げはデリケートな問題に発展する場合があるので気をつけてカットしている事の方が多いです。
刈り上げは襟足(えりあし)を短く地肌が見えるくらいの長さにハサミやバリカンで刈り上げる事から「刈り上げ」と呼ばれています。
その刈り上げが問題になります。
刈り上げは短いです。
出張カット・訪問美容では高齢者の方をカットする事が多いですが、高齢者の方で「刈り上げは短いから嫌い」という方も中にはいます。
出張カット・訪問美容のお客様は先程記載した通り高齢者の方が多く、それも介護されている側の方が多いんです。
介護している側のご家族では無く、介護されている親御さんの立場と介護しているご家族の悩みは違うという事なんです。
つまり、介護しているご家族は朝の洗面台やお風呂でのシャンプー、お風呂上がりのドライヤーなどのお手入れをしているので、自分で手入れが出来ない衛生上の問題を考え、短くしてあげれば衛生上でも手入れの面でも2つの問題がクリア出来ます。
しかし、介護されている方で、まだどうしても「短くしたくない」という方もいます。
そこで、僕達訪問美容師は現場でその悩みを解決出来るようにしなくてはなりません。
刈り上げに対して拒否反応を起こすお客様には、鏡を見せながら部分部分の長さを確認するようにしています。
前髪の長さやトップの頭上の長さをあまり切らないようにして、耳回りの長さを確認します。
最後に襟足の長さを確認しますが、部分部分で聞いているので、お客様の何故襟足の長さを切りたくないのかが分かってきます。
高齢者の方には「刈り上げは年寄りっぽく見えるからやだ!」という認識もあります。
他に「刈り上げは女性っぽく無い。」「長い方が若く見える。」「刈り上げはみんなしてるからやだ!」などあります。
そこで、お客様の何故刈り上げをしたくないのかを聞いて、ご家族の介護の状況を聞き、考察します。
僕は、前髪や耳回りの長さをを残しつつ、襟足の長さをバッサリとしてギリギリの刈り上げをする事が多いです。
一般的には「ショートボブ」・「ショートヘア」と呼ばれるヘアスタイルでお客様にもご家族にも受け入れられる事が多いのでそのようにしています。
焦らずにお客様とご家族の希望を聞いてあげると、両方の出来る範囲を聞いてからカットするお客様に伝えながらカットすると案外上手くいくことが多いですよ。
理容師さんは刈り上げがとても上手です。
スッキリとして格好良く仕上がっていきます。
美容師さんの刈り上げは女性らしくの部分がありますので、同じスッキリでも仕上がりが優しい感じになります。
表現として合っているか分かりませんが、イメージとして
理容師さんの刈り上げは「直線的」でスパッと男性的です。
美容師さんの刈り上げは「曲線的」で柔らかいカーブを描くような感じで女性的です。
出張カット・訪問美容では、その中間のギリギリの刈り上げを狙います。
頭の丸みに対して直線的にスッキリ切りすぎてしまうとお客様は「短い」と拒否反応を示します。
逆に優しい感じの長さを重視した曲線的でいくと、ご家族の介護を考えると大変になる場合があります。
そこで、地肌から直線的では無く、かといって長さを残す曲線的でも無い、長さをお客様に合わせてカットしていくのが重要になっていきます。
一番下の長さを決めて残していく部分に繋げる。長いと思ったら一番下の長さが長いのか?それとも残していく部分が長すぎたのかを確認する。
この繰り返しですが、技術的な問題なのでこれ以上上手に説明出来ないのが申し訳ないです。
でも、これが上手くいくとお客様もご家族も喜んでくれるのでこちらも嬉しいです。
季節を考えると夏は短くする事が、出張カット・訪問美容で求められると思います。
衛生上の問題について触れさせて頂きましたが、高齢者の方で寝ている時間が長い方は本当に襟足の汗疹の(あせもの)や湿疹(しっしん)など起きて痒い痒いで大変な事があります。
季節と言いましたが、高齢者の方の場合は寒がりな方が多いので、夏でも「寒い寒い」と言い厚着を着たり、気温が30度を超しているにもかかわらずエアコンをつけない方がいます。
高齢者の方にとっては、季節は夏以外の春・秋・冬を一緒に寒いと思っている方がいますので気をつけた方が良いと思います。
刈り上げは嫌がるなら無理にしないで、回りの長さやギリギリの長さで調整しながら短くして上げる事が重要と考えています。
まとめです。
本当に刈り上げがイヤな方は本当に拒否反応を示します。(本当にを2回書く位本当に嫌がる人はいます)
でも、こちらの都合を押し付けないで「どうしてイヤなのか?」を聞きながら、ご家族とも相談しながらカットしていくと受け入れてもらいやすいと思っています。
よく聞くお話ですが・・
「刈り上げをあんなに嫌がっていたのが懐かしい・・。」
「元気にあんなに刈り上げを拒否って暴れていたのが嘘みたい。」
などなど
だんだんと思い出にかわる事もあるみたいです。
良い思い出になるように僕達訪問美容師も頑張ります。
最後までお読み頂きありがとうございました。
出張カット・訪問美容専門『あの美容師さん』
代表 佐藤圭哉