訪問美容師が認知症を調べてみたが、あまりの奥深さに答えはでなかった。

あの美容師さん

訪問美容師が認知症を調べてみたが、あまりの奥深さに答えはでなかった。

こんにちは!

訪問美容師の佐藤圭哉です。

主に葛飾区を中心に出張カット・訪問理美容師のサービス活動をしています。

今回は、重いテーマになってしまいますが、お客様で認知症の方をカットする事がありますので調べてみました。

そうすると、あまりの奥深さに軽々しく言えないなと思いまして、調べてみた結果だけを少しだけ記載させて頂こうと思いました。

認知症を全く知らない方の参考になれば有り難いです。

認知症とは

そもそも認知症とは、

脳の働きの低下や脳脂肪の死滅などで正常に発達した知能が低下し日常生活で支障が出ている状態。記憶障害を中心とした中核症状と、本人の性格や環境要因等の影響で起こる周辺症状がある。脳の障害や症状などによりアルツハイマー型、脳血管性、レビー小体型、前頭側頭型などに分けられる。

「早引き介護用語辞典」より

他にも

一度獲得された知能が、脳の器質的な障害により持続的に低下したり、失われることをいう。これに対して獲得される以前の障害による知能の障害を知的障害と言う。一般に認知症は器質障害に基づき、記銘・記憶力・思考力・計算力・判断力・見当識の障害がみられ知覚・感情・行動の異常も伴って見られることが多い。記憶に関しては短期記憶が丸ごと失われることが多いが、長期記憶については保持されることが多い。認知症は状態により、まだらと全般的なものに分かれることがある。

その症状は、初老期認知症、脳血管性認知症、アルツハイマー型認知症、進行性麻痺、てんかん、脳炎、アルコール依存症などにみられる。なお従来使用されていた「痴呆」と言う用語は侮蔑を含む表現であることながら「認知症」と言う表現を使用されることになった。

「介護福祉用語辞典」より

というように記載されていました。

認知症初期

認知症は怖いですよね。

そこで、お医者さんに「僕が」聞いた初期症状です。

あくまでも、個人差がありますので「これが絶対だ!」なんて思わないでほしいですが、参考までにどうぞ。

・臭いに鈍感になる 

臭いに鈍感になり、同じ下着をずっと着たままでも平気になったりする。
身体が臭い、排泄物の臭いがしても感じられない。

というのは、初期症状らしいですから、早めにお医者さんに相談する事が良いかもしれません。

僕がお医者さん教えてもらったのは「みかん」の臭いは良いかもしれないということでした。

みかんの臭いはしっかりと香りがあり、脳を働かせる機能があるらしく朝に臭いを嗅ぐと気持ちもリフレッシュされて良いそうです。

逆にみかんの臭いが感じない時はお医者さんに行く事を考えた方が良いかもしれないそうです。

他にも色々とあるみたいですので、かかりつけのお医者さんに話だけでも聞いてみると良いと思います。

認知症の周辺症状

認知症になると、色々と行動や言動が変わってきます。

生活や環境、周囲との関わりで起こる行動や心理症状が変わります。

・暴言や暴力(些細なことで声を荒げたり、手をあげたりします。)

・介護抵抗(入浴や着替えといった介護を拒もうとする。)

・不安や焦燥(そわそわ、イライラしたりしやすい。)

・抑うつ(気持ちが落ち込みやる気が出ない。)

・幻覚(そこに存在しない人や物が見えたり、声が聞こえたりする。)

・妄想(いじめられた、物を盗まれたなどと思い込む。)

・睡眠障害(夜に眠れず、昼に寝てしまう。)

・食行動異常(食べられないものまで食べようとしてしまう。)

・徘徊(外に出て歩き回る。)

ということがあります。

認知症の中核症状

認知症の周辺症状の奥に中核症状があります。

・記憶障害(最近のことや新しいことを覚えられない)

・失語(人物や物の名前が出てこない)

・実行機能障害(計画を立てられない)

・失認(物や状況が理解できない)

・失行(服の着方や道具の使いが分からない)

こういったものが、認知症の周辺症状の中核症状になり高次脳機能障害といいます。

認知症の原因

僕が調べた本「介護用語辞典」では、認知症の原因は

「脳細胞の死滅によるアルツハイマー型、脳血管障害、脳萎縮によるレビー小体型が多い。他にピック病、正常圧水頭症、慢性硬膜下出腫などの病気が原因のことがある。」

というように記載されていました。

脳の病気とは思っていましたが、大変難しく僕には分かりやすく解説できそうにありませんでした。

認知症の予防

・糖尿病高血圧脂質異常症肥満メタボリック症候群を予防治療する。

・体調を整える。
(風邪や骨折など日常的に起こる可能性が高い傷病は、長期入院や手術の原因となるので予防する。日々の生活に健康を意識する。)

・適度に運動し家に引きこもらないようにする。
(ストレッチやウォーキング体操など軽い運動をして体を動かす事も大事。外出する、人と会うなど生活にメリハリをつける。)

・極端な環境変化に注意する。
(入院や転居など急に環境が変わるときに身近な人がこまめに連絡を取るなど気を配る。新しい事や新しい場所、環境はプレッシャーを感じる方が多いと認識する。)

・楽しく明るく笑いのある暮らしを心がける。
(興味のあることに取り組み穏やかな気持ちで過ごす。)

こういった事を意識するだけでかなり予防になるみたいです。

認知症の早期発見

予防をしていても認知症は怖いです。

早期発見をしながら対応していくのが良いと思います。

・物忘れが激しい。
・判断や理解力の低下。
・時間や場所がわからない。
・性格が変わる。
・不安感が強い。不信感が強い。
・意欲低下
などあるときは早めに医療機関を受診することが重要です。

病院では認知症の診断として体の病気が原因でないことを検査して確認した上で、本人と家族への問診、CT、MRI、脳血流検査などの画像検査、記憶機能などに関する心理検査などを行うそうです。

自分や家族に不安がある時はかかりつけのお医者さんに相談する事が良いと思います。

最後に

最後にまだまだ、書かなければならない事がありますが、自分でもよく分かっていないことをこれ以上書けそうにありません。

でも、調べていて少し感じたのが「人」と「人」とのコミュニケーションが大事なんだということを感じました。

誰かに話せることがあるのに誰もいない・・
いつも一人で食事に慣れすぎて、だんだん、作るのも買うのもイヤになってきた。

そんなことの繰り返しで話す相手がいなくなり、人に対して不信感が強くなるなんて事があるそうです。

僕も出来る限り、出張カット・訪問美容ではお客様のお話を聞こうと思いました。

色々と勉強をさせて頂きありがとうございました。

今後また、機会があればもう少しまとめて書いていければ良いなと思います。

今回、参考図書「介護福祉用語辞典」「早引き介護用語辞典」
また、一部抜粋させて頂きました。

ありがとうございました。

最後までお読み頂きありがとうございます。

出張カット・訪問美容専門『あの美容師さん』 
代表 佐藤圭哉

電話 080-6842-7982

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