アウトリーチ

介護用語

アウトリーチ

アウトリーチ

アウトリーチって言葉知っていますか?

僕は知りませんでした。

アウトリーチの意味は「手を伸ばす」「手を差し伸べる」と言った意味があります。

今回はその「アウトリーチ」のご紹介です。

介護の世界では、表立って現れないで内側や内部などに存在しているような潜在的に援助や助けを必要としている方々に、援助出来る側が自ら積極的に行動したり、手を差し伸べたりする事を言います。

参考書籍「早引き介護用語辞典」

訪問美容とアウトリーチ

訪問美容師側からのアウトリーチです。

僕等美容師が行うアウトリーチは、ご家族の方や介護福祉のケアマネージャーの介護や助けには遠く及びません。

ですので、現場で行っているのは髪の毛をカットして上げる事は出来ます。

髪の毛が長くなると、殆どの方が精神的にイライラしたりあまり良い状態とは言えなくなります。
衛生的にも汗ものや湿疹が出来たりと不衛生になりこちらも良い状態とは言えません。

そこで、僕等訪問美容師が出張カットをして髪形を整え、キレイにして心を若返らせて精神的にも衛生的にも良い状態にします。

他にもご家族の介護していたり、お子様などご家族のお世話で外出出来ない方に訪問美容をする。

障害をもった方に長い時間美容室で座る事が難しい事が多いので、お家で家族の方と一緒に安心して訪問美容をしてカットをする。

年齢を重ねて足腰の負担が多いので外出するのが大変な方に訪問美容をする。

などありますが、実際に行っている現場の意見としては純粋に美容室に行きたくても行けない方にどうしたら喜んでもらえるのかを考えて行動しています。

手を差し出すというのもそうですが、助けてあげたいという気持ちです。

勿論、現場では高齢者の方に対して訪問美容を行う際にご家族の方や介護できる方にお願いして助けてもらう事が殆どです。

寝たきりの方のカットする時は、頭を持ち上げてもらったりしてカットします。
こうやってこちらもアウトリーチしてもらう事が多いです。

お客様に喜んでもらう。こちらも助けてもらう。人間関係が出来る。

これが、表立った訪問美容師のアウトリーチですが、他にも行っている事があります。

現場で働く訪問美容師が各地区の行政にお願いして、高齢者の方や障害者の方や病気の方、介護施設などの施設にもっとより良いサービスが出来ないかと相談しに行っています。

訪問美容の法律が変わって、皆様に表立って行けるようになったのはこの成果です。

まとめ

最近も少しづつですが、訪問美容に対する法律が変わってきています。

僕もよく松戸市役所に行き勉強させてもらっています。
本当に、最近は本で読んだりネットで探したりするよりも市役所で聞いた方が早い時の方が多いです。

余談ですが、松戸市役所の方は優しくて丁寧に教えてくれますよ。

それで、アウトリーチのまとめですが、僕等訪問美容師や現場で頑張っている介護福祉の方や行政の方が手を伸ばしている方に対して、手を指し出しているように感じています。

大切なことは、助けを求める人に手を差し出す。

聞いてくれる人を作る、僕も訪問美容師も聞いてあげられる人になりたいです。

まだまだ、問題は多いですが頑張ります。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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