出張カットと言えば?

あの美容師さん

出張カットと言えば?

こんにちは!

訪問美容師の佐藤圭哉です。

主に葛飾区を中心に出張カット・訪問理美容師のサービス活動をしています。

今回は、出張カット・訪問理美容師のサービス活動についてのお話しです。

現場で起こっている事や感じた事やサービス活動の事を報告しますので宜しくお願い致します。

出張カットは床屋さん?

何故だか出張カットは床屋さんというイメージが定着しています。

個人のお家に、何処へ行っても「床屋さん来たよー!」とご家族からお客様へ紹介されます。(笑)

こちらの方も合わせて「出張カット・・、と、床屋です。」といってしまう時もあります。(笑)

しかし、僕は訪問美容で売り出している美容師さんなので、「パーマ屋さんです。」と言いたい時もあります。

パーマ屋さんにしてしまうと、カットをメインにしていますし、ご家族からパーマやヘアカラーなどはなるべくしない方向で・・と依頼されている時が多いのでパーマ屋さんと言ってしまうとややこしい問題に発展してしまうのが怖いので言いません。

「美容師です。」と女性のお客様にはなるべく言うようにしています。

そうすると、女性のお客様はニッコリと笑ってくれるからです。

やっぱり美容室へ行きたいらしいです。

出張カット=床屋さんに負けないように頑張ります。

予想外

個人のお家に出張カットへ行くとお客様の病気や症状が何となくですが、分かります。

訪問美容のお仕事をしていると高齢者のお客様が多いせいで色々な経験がついてきます。

元気の良かったお客様がだんだんと元気が無くなってしまっていく様子を見ていますので、悲しい気分になったりします。

先日、驚いた事がありました。

寝たきりのお客様でずっと動けない所か顔の表情も変えられない方がいました。

いつも通りにいくと、「こんにちは・・」と挨拶してくれたのです。

少しですが手も動かせるようになっていました。

カットする時は、カットがしやすいように首を動かしてくれました。

とても予想外で驚きました。

それは、リハビリの効果だったみたいでした。

いつも大変なリハビリを真面目にしたお陰で少しずつ動かせるようになっているみたいです。

その後何回も行っていますが、確かに少しずつ動かせるようになっている部分が増えているみたいです。

高齢者のお客様は悲しいお話しが多いですが、こういう回復のお話しは凄く嬉しかったです。

中間管理職

介護施設や老人ホームでよくある光景ですが、出張カット・訪問理美容師のお仕事をする時に、

お客様は「髪を切りたくない」
介護士「もう暑いから切りましょう。」で説得が続きます。
お客様「じゃあ少しだけならカットする。」
介護士「少しだけカットだから安心してね。」

のやりとりの後に介護士さんが「短くバッサリして下さい。」と言われることがたまにあります。

お客様は「あまり切らないで。」と言っているので難しい気持ちになります。

慣れていない時はお客様の言葉を優先して長めにカットしたら、介護士さんに「もっと切って欲しかったねぁ」と言われた事がありました。

中間管理職の気持ちです。(笑)

そのお陰でカットする前は職員さんに必ず確認するようになりました。

余談ですが、介護施設や老人ホームでもご家族(お子さん)がお金を出しているので家族チェックもあるみたいなので、介護施設の職員さんも髪の毛の長さを本人任せなのかどうかは難しい判断を迫られているみたいです。

その事を知ってからお互い大変なんだと、カットの長さの確認をこまめにするようになりました。

寂しい?悲しい?

出張カット・訪問理美容師のサービスのお仕事は高齢者のお客様が対象です。

その中で、認知症のお客様はいます。

まだ、出張カット・訪問理美容師のサービス活動を始めたばかりの頃に、とても元気の愛想の良いお客様の元へ行きカットしました。

最初はこの方が認知症?と不思議に思っていました。

でも、何回か通っているうちに元気に会話していたのが無言の時間が多くなり、出張カットへ呼ばれることが無くなって来ました。

ひとずてで聞いたのは、お客様は介護施設に入ったとの事でした。

他にも認知症で暴れまくって、腕を噛まれた事もあるお客様がいました。

その方も何回か通っているうちに、だんだんと暴れなくなり、動かなくなり、寝たきりになってしまいました。

この方はご家族と合うことが出来たのでお話しする事が出来ました。

やはり、お客様が元気が無くなるのは寂しい気持ちや悲しい気持ちになります。

ご苦労様

出張カット・訪問理美容師のサービスのお客様の中には老老介護のお客様もいます。

ケアマネージャーさんがサポートしながら、高齢者のご主人が寝たきりの奥様を介護する老老介護しているお客様の元へ行って、ご主人様と奥様の両方をカットしました。

ご主人様もかなり年齢が高いので歩くのもまともに出来ない状態ですが、いつも奥様に話しかけながら介護をしながらケアマネージャーさんに、奥様も自分も介護してもらっていたのが印象的でした。

奥様が寝たきりでも話せる時はご主人様は元気でよくうそぶいて人をよく笑わせていました。

しかし・・、先に奥様が亡くなったしまった後はだんだんと元気が無くなっているのが寂しいです。

ご主人様は、その後も出張カット・訪問理美容師のサービスの予約をしてくれていますので励ましたり励まされたりしています。

本当に最後まで奥様の面倒、介護をしたご主人様は立派だと思います。

まとめ

最後にまとめです。

今回は、僕が体験した思い出話の様な記事になってしまいました。

出張カット・訪問理美容師のサービス活動をしていると、色々な経験や体験、選択を迫られるので人間が磨かれていきます。

高齢化社会でもっともっと訪問美容師さんが必要になってくると思います。

出張カットのお仕事は床屋さんが人気があります。

それでも、美容師さんも人気が出るようにも頑張ります。

最後までお読み頂きありがとうございました。

張カット・訪問美容専門『あの美容師さん』  
代表  佐藤圭哉


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