食べ物と思い出の強い結びつきを訪問美容師が調べてみたら、思い出話どころじゃない結末だった。

こんにちは!
訪問美容師の佐藤圭哉です。
主に葛飾区を中心に出張カット・訪問理美容師のサービス活動をしています。
今回は、食べ物と思い出の結びつきがテーマで記事を書かせて頂きます。
というのも、出張カット・訪問美容で介護施設に行った時に、お客様と介護施設のご飯の話しになったり、田舎の食べ物の話題になったりする事があるからです。
食べ物・食事って嫌いな人が少ないのではないでしょうか。
調べながら書いていきますので宜しくお願い致します。

食事の好み
食べ物・食事の思い出と言っても、年齢によって変わってくる物です。
昔は肉中心の食生活で味の濃い物を好んで食していましたが、年齢と共に魚が好きになり野菜の味が分かってきて味付けも薄くなったりする事は良くあることです。
昭和病院雑誌では、平均年齢84.4歳の45人を対象にアンケートを行った結果が載っていました。
その中で昔好んで食べたものは、
うな丼、巻き寿司、刺身、焼き魚、ラーメン、うどん、煮しめ、煮豆、ポテトサラダ、肉などで、主食のご飯は味のついたものが多く、副菜は魚、野菜類が多くなっていました。
食の嗜好、育った環境、生活習慣などの、「おふくろの味」は決して忘れられないといいます。その嗜好は幼児期の食生活から成人になるまでのあいだに作り上げられます。緒婚などで生活環境が変化することもありますが、もともとの嗜好を変えることは難しいようです。
おいしく食べる事は、幸せに生活する為の大切な事の一つだと考えます。まずいと思って食べるものは身につかないし、食べることへの積極性を失わせます。それは幸せな生活を失う第一歩でもあります。
そして、忘れてはならないことは、利用者の関心及び求めるものは、自分が食材を選び料理をするというプロセスを楽しむことです。高齢者は一般的に、生理的機能の全てについて低下すると考えられていますが、このように心理的ケアを行うことにより意欲を増進することができます。
(昭和病院雑誌)より一部抜粋しました。
という記事が記載されていました。
そのように、食べ物の好みは育った環境や生活習慣などの多くの要因によって変化するものです。その自分の変化も認めて美味しく食べられる幸せを感じられたら良いですね。

食べ物の認知症リスク
食事・食べ物の思い出はとても大切な物ですが、フランスのボルドー大学の研究チームから驚きの研究結果がありました。
研究チームは、平均年齢78歳で認知症のある209人と認知症のない年齢、性別教育レベルを一致させた418人の症例対象研究を実施しました。
その中でいくつか興味深い結果が多くありましたが、筆頭研究者のセシリア・サミエリ博士はこう語っていました。
「認知症を発症した人は、ソーセージ、塩漬け肉、パテなどの高度加工肉と、ジャガイモなどデンプン質の食品、アルコール、クッキー・ケーキなどスナックを組み合わせる傾向がある。これは、加工肉が他の不健康な食品と組み合わされる頻度を示唆しているのかもしれない。認知症のない人は、より多様な食品を肉に伴って摂る可能性が高く、果物と野菜、魚を好んでいた。」
(リンク・デ・ダイエット 世界の最新栄養ニュース)から一部抜粋しました。
日本で言うところの生活習慣病になってしまうような食事がイメージしやすいと思います。
市販や外食の牛丼、ファーストフードのハンバーガーやポテトなど、ファミレスや居酒屋チェーンのハンバーグ・串焼き盛り合わせ・アルコール・デザートのケーキなど、ポテトチップスやスナック菓子などなど・・です。
僕は個人的には大好きな物ばかりですが、年齢と共に認知症のリスクが高くなるというだったら考えてしまいます。

回想法
思い出を話しながら記憶を辿って、認知症予防にも効果的な「回想法」というリハビリ・医療があります。
家族が高齢になり、自信もなくなり行動も自発的にしなくなり、認知症の心配がある時に・・、
昔の事を思い出しながら振り返りながら今をどうしたいのか未来に向かっていく事が出来て、自分に自信を持てるようになります。
もしご家族にやってみたいと思っても、あくまでもリハビリや医療の一環ですのでお医者さんや専門医などに相談して教えて頂いてから行うのが良いでしょう。
この回想法の中に、昔の思い出の食べ物などのお話しをするのもコミュニケーションの一つです。
回想法のつもりで話したつもりは無かった友人が、先日ご家族で思い出の誕生日の食事の話をしていたら、親御さんがケーキを買いに行こうとしたらパンの耳が食べたいと言ってパンの耳を買って来たところ、友人も沢山連れてきて皆でパンの耳を食べたという話があったそうです。
親御さんはとても恥ずかしいと思ったので強く残ったそうですが、本人(友人)はすっかり忘れていました。
でも、そんな思い出も笑い合いながら良い思い出に変わって、親として良い意味で未来に繋がっているみたいと言っていました。
このように、家でのお祝いやクリスマスや誕生日などの食事は思い出が多いと思います。
是非楽しく、ご家族で思い出話に花を咲かせながら語っていく回想法がおすすめです。でも、必ず専門医にやり方など相談してから行う事をして下さい。

まとめ
最後にまとめです。
今回、食べ物・食事と思い出について調べながら書いていったのですが、食事については認知症ととても関係が深いみたいでした。
肉中心の食生活、現代は加工肉が至る所のお店で販売していますし、外食の牛丼やファミレスや居酒屋チェーンなど殆どが加工しているお肉を使用していると思います。
ファーストフードのフライドポテトは僕は大好きですが、ここでも認知症のリスクがあると思うと考え物です。
スナック菓子はオンライン飲み会などの時にアルコールと一緒に大活躍します。
食べ物の思い出の話を書こうとしたら、こんなにも怖い物が沢山出て来てビックリしました。
魚はあまり食べたりはしないですが、野菜は大好きで毎日山盛り食べている僕ですが、認知症のリスクがあると思うと魚も食べていこうとも思います。
今度、食べ物の記事を書く時は、思い出に特化した内容の記事で、「高齢者のお客様やご家族の食事の思い出」について書く記事と「認知症リスクに対しての予防の食生活」についての2種類を書いていこうと思いました。
食生活って大切ですね。
最後までお読み頂きありがとうございました。
出張カット・訪問美容専門『あの美容師さん』
代表 佐藤圭哉
電話 080-6842-7982