訪問美容はやりがいを見つけるまで大変です。訪問美容師が介護士には勝てない理由を訪問美容師が解説します。

あの美容師さん

訪問美容はやりがいを見つけるまで大変です。訪問美容師が介護士には勝てない理由を訪問美容師が解説します。

こんにちは!

訪問美容師の佐藤圭哉です。

主に葛飾区を中心に出張カット・訪問理美容師のサービス活動をしています。

今回は、改めて訪問美容の仕事は大変だという事と、でも、介護士さんケアマネージャー・ヘルパーさんには勝てないという事を書かせて頂きます。

あくまでも個人的主観で書いていますので、実際には全然知らないや内容が違うなどあるかもしれませんが、僕の経験からくる言葉で書いていますのでご了承下さい。

訪問美容師

訪問美容師は大変と書きましたが、サロン営業の美容師はお客様が来てくれることが前提です。

そして、健康なお客様が多いので髪型やスタイルに悩む事があっても、どうやったらカットを出来るかなど考えたことは無いと思います。あっても少ないと思います。

基本的に訪問美容にお伺いする方は、健康上の理由でお店に行けなくなった方が対象になりますので、高齢者、病気・怪我などで身体が動かない、など動きが遅い若しくは動けない方が対象ですので、椅子に座ったり出来る事がありがたいと思ってカットする事が多いです。

それと、介護的な要素が多いので髪型やスタイルを決めた後に、椅子に座ってもらう事を介護士さんやご家族がやってくれるのをお手伝い出来る事を探さなくてはいけません。

実は、法律上で介護士の資格が無い方がベットから車椅子に移動する時に手を貸したり支えたりするのは出来ない事になっています。

だからといって、指をくわえてぼーっと待っているのもおかしな話です。

椅子を押さえて動かないようにして待っていて上げる事や点滴をしているなら点滴の管を持ってあげるなど、臨機応変で出来る範囲で対応していかなければなりません。

ここまで言えば分かると思いますが、それを当たり前にこなすようになるまで大変です。

ご家族

介護士の資格を持っていなくてもご家族が介護をしている場合が殆どです。

だからといって何でもご家族に任せっきりな訳にもいきません。

それにご家族は普段から介護をしているので、出来れば僕等訪問美容師が来ている間くらい休ませてあげたいとも心では思っています。

暴れてしまうお客様や、病気でどうしてもカットしている間座っていられない方には手助けが必要なので、助けて下さいとお願いしますが、基本的には自分一人で解決出来るようにしていった方が良いでしょう。

ご家族も病気で話せないお客様の介護をずっとしているので、気を使って僕等訪問美容師にさりげなく話しかけたりしてリラックスさせてくれたりしながら世間話を出来たりします。

これが、本当に助かります。

訪問美容でお客様のお家にお伺いするので、ましてお客様は高齢者です。

怪我などさせてはいけないので緊張感がある中で、お話ししてくれるとリラックスが出来るので仕事が早く出来ます。

普段でも丁寧さを心掛けていますが、やはり、早さは早くするとお客様に負担を掛けてしまうのではないかと色々と考えて余計なことをしてしまう場合があります。

慣れてくるとそんなことは無いですが、緊張感はなかなか取れないモノです。だからこそ、ご家族がいるだけで感謝します。

介護士に勝てない理由

訪問美容のお仕事はあくまでも、カットをする事がメインになります。

勿論、パーマやヘアカラーなどありますが、基本的に訪問美容のお仕事の依頼・予約で多いのはカットです。

そのカットをする為に椅子に座ってもらったり、床に座ってもらったり、あるいは寝たままでカットをしなくてはなりません。

その時に椅子に座ってもらうために移動を手伝ってくれるのが、介護士の資格を持った方でカットがしやすい様にお客様を椅子に深く座ってもらったりしてくれるのをやってくれます。

床に座ったとしても、移動をしたり手伝ってくれるのが介護士です。

病気や怪我などの状態を把握して、お客様の状態に合わせて僕等訪問美容師が仕事をしやすいように手伝ってくれるので本当に感謝です。

寝たきりのお客様でも、ベットから頭を持ち上げてくれてカットをしやすいようにお手伝いしてくれたりしますのでとても助かります。

アシスタントでもないのに、カットのお手伝いをしてくれるのは感謝以外何物でも無いです。

介護の凄いところ

特に介護の凄いところは、下の世話が出来る所です。

これが訪問美容師なりたての頃はよく分かっていませんでした。

カットする前にお客様が「トイレ」と言えば、ご家族や介護士が連れて行ってくれるので普通に大変だなぁとしか思っていませんでした。

しかし、高齢者の認知症のおむつの問題などを知ってくると、自分には出来ない、自分の親にはここまで出来るのだろうか?と本当に凄いと思いました。

毎日のことですので、どうなんだろうか?と聞いた事があります。

「認知症が酷いと投げつけてくることがあるので泣けてくるよ。」
「じゃあ、どうしてやっているんですか?」
「他にやってあげられる人がいないじゃん。」

もう、凄いです。責任感が違うと思いました。

そんな風に訪問美容でお客様をカットしている時は、そのカットしている間しか見ていませんが介護士のケアマネージャー・ヘルパーさんは、自分がいない間も責任が伴うと改めて思いました。

ご家族にしても、自分の家族だから許せない事や泣けてくる事があるのに、僕等訪問美容師が来ると暖かく迎えてくれるなんて有り難いです。

まとめ

最後にまとめです。

僕等訪問美容師はお客様の衛生面でカットをする事により協力出来ます。

それにお客様をカットする事によって、お客様の心のケアやリフレッシュに協力出来ると思っています。

しかし、そのカットをするまで、した後のケアやその後の責任においては介護士やご家族に任せっきりなる事が当たり前の状態です。

従って訪問美容師は、一人ではカットは出来ないと言うことになります。

介護師やご家族がいてこそのお仕事も言えます。

今回は介護の仕事がどれだけ大変かという感想に近いモノになってしまいましたが、訪問美容のお仕事はやりがいがあります。

しかし、介護士やご家族の協力があってのお仕事だというのも自覚してお仕事をするのが必要とも言えます。

訪問美容のお仕事は素晴らしいと思っていますので、このお仕事を広めて皆さんのお役に立てられるように頑張ります。

出張カット・訪問美容専門『あの美容師さん』
代表  佐藤圭哉

電話  080-6842-7982

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