転倒予防してる?あなたじゃないよ!お父さんとお母さんの話し!お爺ちゃんとお婆ちゃんになってからでは遅すぎます。

こんにちは!
訪問美容師の佐藤圭哉です。
主に葛飾区を中心に出張カット・訪問理美容師のサービス活動をしています。
今回は転倒予防についてです。
お客様の中でずっと元気だったのに転倒してから調子が悪くなって・・、どんどん悪化して歩けなくなってしまった方がいました。
やはり健康は大事です。そんな想いで今回の記事は書かせて頂きますので宜しくお願い致します。

寝たきりの原因
人生100年時代とも言われています。せっかく100年生きるのであれば健康で生きていたいですよね。
しかし、高齢者になると寝たきりになる方が多くなってきます。
その大きな原因の一つに「骨折」があります。
一般的な知識として骨は加齢と伴い骨量が減少して、もろくなり、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)などの症状になります。
そして、視力が落ち、体力も落ちて運動力も落ちている事から、危険回避能力も落ちているのでちょっとした躓き(つまづき)からいることで転倒して骨折になっている方が多いです。
高齢者が転倒して骨折すると、高齢・加齢の為に自然治癒力も遅く、自分自身に対する自信も無くし、治療過程でのリハビリや運動にも遅れが生じたり、活動するために制限があるのでさらに筋力低下が起こます。
それが原因となり、立ち上がる、歩くなどに不良が多くなり、座ることが多くなり、そして寝たきりの生活になることが多いなっているのが現状です。
その為にも普段から転倒予防の為の健康習慣が大事になってきます。

骨粗鬆症(こつそしょうしょう)
骨粗鬆症とは加齢に伴い、骨量(骨の強度)が減少して、骨が弱く、もろく、衝撃に耐えられなくなり骨折しやすくなります。
酷い人になると、くしゃみをしたりしただけでその衝撃に身体が耐えられなく骨折してしまう場合もあります。
「カルシウム不足」「運動不足」などによって生じる場合が多くみられます。
癌(がん)や脳卒中(のうそっちゅう)や心筋梗塞(しんきんこうそく)などとは違い直接的な生命を危険に感じる病気ではありませんが、骨粗鬆症の骨折から介護が必要になってしまう方が多いのも事実です。
日本人女性の骨粗鬆症を調べた結果
50歳代後半は約18%
60歳代後半は約34%
70歳代後半は約49%
となって、加齢と伴い骨粗鬆症の比率が上がっているのがわかります。
女性の持つ、女性ホルモンは体内の骨密度を維持するとても大切な働きがあるため、卵巣の機能が衰え女性ホルモンが低下する閉経期直後の8~10年間に、骨密度が急速に約20%が減少しているといわれています。
女性は男性に比べて若い時期の骨密度がもともと低い上に、妊娠や出産も相まって、この閉経期後の減少も加わって、中・高年期に骨粗鬆症の症状がでやすく、さらに手首や腕の付け根、背骨や大腿骨の骨折を起こす危険性が男性より数倍高いとされています。
閉経後骨粗鬆症(へいけいごこつそしょうしょう)は老人性骨粗鬆症(ろうじんせいこつそしょうしょう)であり、特に高齢女性の骨粗鬆症の患者の人数は、高齢男性の4~5倍となっている現状があります。
大腿骨や大腿骨周辺の近い部位の骨折は85%は転倒が原因です。
さらに、妊娠・授乳期にカルシウムを大量に必要とすることも、出産した乳児に自分が持っているカルシウムを渡すことがあるので自分自身がカルシウムの量が少なくなってしまう事も、女性に骨粗鬆症が多い一つの要因として考えられています。

骨粗鬆症の予防
骨粗鬆症の予防として、考えられることは・・
①カルシウム、ビタミンD、ビタミンKの栄養面での摂取
②運動(運動不足の解消)
③バランスの取れた食事(リン、塩分、などの過剰摂取や極端なダイエットは避ける)
④日光浴
⑤禁煙
⑥禁酒
⑦過度のコーヒー
が考えられています。
①と③は魚や野菜を中心とした栄養面を考えた食生活をしていく事で骨粗鬆症の予防だけで無く、他の病気のリスクをも下げる食生活が出来ます。
②と④も適度な運動を適度な日光を浴びながら行う事で、筋力も維持する事になるので他の病気のリスクからをも予防になると思いますが、夏の日差しが強い場合もありますので熱中症の予防をも忘れずにお願いします。
⑤は身体のために絶対に禁煙は必要な事です。骨だけでは無く他の病気のリスクも多いのでおすすめしている人を医療関係者で見たことがありませんので、喫煙について聞きたいのであればお医者さんや医療関係者にお聞きするのが正解です。
⑥禁酒については適度の飲酒を勧めることはストレスにもよく、他にも良いとされている人がいますが、人によって適度な飲酒の量が違いますのでお医者さんに相談して行うのが良いですが、基本的にはアルコールは利尿作用によってビタミンDやカルシウムなどの栄養が体外に排出されてしまいますのであまりおすすめしていません。
⑦コーヒーにはカフェインが入っており体内のカルシウムが排出されてしまう事がありますので、過度にコーヒーを飲むことはあまりおすすめしていません。

廃用性症候群(はいようせいしょうこうぐん)
廃用性症候群とは、過度に安静する事で使わない筋力や身体能力が低下して身体に様々な症状を指します。
高齢者において加齢に伴う筋力や身体能力の低下は、自然の変化として受け入れていることが多いですが、この筋力や身体能力の低下をストップさせて、最小限に維持させるために運動をを取り入れたりするなど活動的な生活が望まれます。
転倒が原因で骨折して、ベットでの生活をしているうちに運動やリハビリなどを避けているうちに筋力が弱り、他の活動も出来ないようになっていく事が多いので安静のし過ぎも注意が必要です。
特に高齢になってくると筋力が低下していくスピードが早いために転倒骨折から、気付いたら「布団から起きられない」「立ち上がれない」「歩くことが出来ない」状態になってしまう方が多いです。
たとえば絶対安静の寝たきりの状態で筋肉の伸び縮みが行われないでいると、1週間で10~15%の筋力低下が起こると言われています。高齢者では2週間の床上安静でさえ下肢の筋肉が2割も萎縮するともいわれています。
寝たきりの状態でもお医者さんや介護士さんと相談して、少しでも身体を動かして筋力の維持に力を入れることが回復に繋がると言われています。
廃用性症候群には、決まった検査が無いです。病気や怪我などにより身体を動かせない状態になり安静状態が続いた時に起こり易いですので、いつも通り出来る事が出来なくなった時にお医者さんや介護士さんに相談するのが良いです。
ご家族であれば気がついた時には筋力や身体能力の低下している事にフォローしてあげながらお医者さんや介護士さんと共に協力してあげられると良いでしょう。

運動
男女共に、特に女性は50歳以上から骨が弱くなり骨折してしまう事が考えられていますので、普段から運動の習慣があれば筋力や身体能力の維持が出来て転倒から骨折の予防となるでしょう。
「椅子を使ったトレーニング」や「散歩」や「ウォーキング」など多くのテレビやラジオや書籍・雑誌などで高齢者の為の運動が紹介されています。
今回、おすすめなのはラジオ体操です。
早朝の早い時間に、地域の皆さんと交流が出来て自分やご近所さんの情報交換をしながら、運動も出来るのでとても良いと思います。
朝早いので日光を浴びることも出来て、帰って来てからご飯を食べる意欲も湧いてくる方も多いと聞きます。
朝のラジオ体操で規則正しい生活が出来て、友達が出来たと元気な方をよくお見かけしますので、おすすめです。
ジムへ行ったり、スイミングをしたり、ゴルフ、ゲートボールなど多くの身体を動かす場所もあります。
最近では、ヨガがまた人気が出て来ていますので、年齢問わず無理せずに行う事が出来るのでおすすめしているスポーツインストラクターがいます。
高齢者のヨガの先生がいるくらいですので、良いかもしれませんね。
無理をせず、ご家族やお医者さんや介護士さんとも相談しながら楽しく転倒骨折の予防をしていきたいですね。

まとめ
最後にまとめです。
若いうちは骨折しても治りが早いでしょう。
年齢を重ねると、骨折の治りが遅くなるのは記事にも書きましたが、予防の運動もしたくなくなってきてしまうのが現状です。
お父さん・お母さん世代の時は仕事や子育てで忙しく、子育てが一段落したら、今はゆっくりしたいと思っている男性が多く、女性は動きたいと思っているみたいです。
そんな時こそ、自分のペースで自分にあった運動やスポーツ、あるいは食生活を見直してご自分とご自分の家族をより笑顔にする生活を探しても良いかもしれませんね。
骨折から寝たきりが多くなる記事を書かせて頂きましたが、訪問美容でのお客様の中にはそういう転倒骨折により寝たきりになってしまっているお客様は確かに存在しています。
栄養バランスの取れた食生活、運動などを習慣化した生活を家族で作っていけば、自分も親世代も子供世代も安心した老後を迎えられるかもしれませんね。
転倒予防に運動、頑張ります。
最後までお読み頂きありがとうございました。

参考
参考図書 『高齢者ケア「疑問すっきり」便利辞典 在宅編』
ありがとうございました。
出張カット・訪問美容専門『あの美容師さん』
代表 佐藤圭哉
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