訪問美容って地域によって違うの?訪問美容師が答えます。

こんにちは!
訪問美容師の佐藤圭哉です。
主に葛飾区を中心に出張カット・訪問理美容師のサービス活動をしています。
いつも地域によって・・と言っているので何のことか分からない方もいると思いますので、「訪問美容の地域によって」ということで今回は記事を書かせて頂きますので宜しくお願い致します。
貴方のお住まいの地域などと違うかもしれませんが参考にして頂ければ幸いです。

地域の違い
地域の違いって何が違うのって思う方が多いと思います。
僕が個人的に地域によって違うなと思っているのは3つあります。
それは、
①届け出などの違い
②サービスの違い
③交通の地域差
この3つの違いが大きいと思っています。
訪問美容師側として、お客様側としてもありますが、簡単に説明をさせて頂きますので宜しくお願い致します。

届け出などの違い
地域によって届け出などの違いがあります。
届け出関係は、訪問美容師側の問題になります。
地域の役所・役場や保健所、税務署などの自治体に提出する書類関係などの事です。
活動する地域によって、衛生管理上の問題(理容師法・美容師法に基づいているのか、衛生管理要項に基づいているのか)などで確認するために必要な書類は、
・美容所や理容所に所属している事を証明する書類
・美容師免許若しくは理容師免許の提出
・健康診断書の提出
などがあったりします。
他にも、訪問先の氏名や場所・日時など毎回、記入して提出しないといけない地域もあるそうなので、役所・役場や保健所に必ず確認して下さい。
今は、コロナ禍ということもあり厳しくなっている場合もありますので、役所・役場や保健所に聞いてみる方が良いです。
パソコンやスマホで調べられると言いたい所ですが、ホームページに欲しい情報が記載されていないことがありますので何度も言いますが、直接聞いてみた方が良いと思います。

サービスの違い
こちらのサービスの違いはお客様側になりますが、知っておいた方が良いのでこちらも各地域の自治体で確認しておいた方が良いと思います。
それは、「介護のレベル」で「割り引きサービス」のチケットやクーポン券が発行される場合があるからです。
この「介護のレベル」は簡単に説明すると
要支援1 社会的支援を要する状態(食事や排泄が殆ど自分で出来る状態)
要支援2 社会的支援を要する状態(認知機能などの障害により精神的には安定しているが説明しても理解力が弱くなっている状態)
要介護1 部分的な介護を要する状態(立ち上がりや歩行がやや不安定で問題行動や理解力の低下が見られる状態)
要介護2 軽度の介護を要する状態(身だしなみや食事や排泄などのやや手助けや見守りが必要な状態)
要介護3 中等度の介護を要する状態(立ち上がりや排泄が一人で出来ない状態)
要介護4 重度の介護を要する状態(日常生活全般、衣服の着脱などに全面的に介護・介助が必要な状態)
要介護5 最重度の介護を要する状態(日常生活全般、食事や排泄、意思の伝達が出来ないので介護・介助が必要な状態)
となっています。本当に簡単に説明を書きましたが、詳しくはお医者さんや保健所の方に聞いて見ると良いと思います。
そこで、この要支援や要介護のレベルで線引きされて、訪問美容・訪問理容の割引などのサービスを行ってくれる地域があります。
介護サービスを利用する場合は要介護認定を受ける必要があります。
要介護認定については、各地域の役所・役場や保健所で聞いてから、かかりつけのお医者さんやいつもお世話になっているケアマネージャー・ヘルパーさんに相談すると良いと思います。
何故ならば、介護しているご家族やお医者さんやケアマネージャー・ヘルパーさんは知っていると思いますが、高齢者の介護レベルというか身体の状態は、日々変っていっているので調子の良い日も悪い日もありますので、その時その場で状況が変りますので事前に相談や確認する事が必要です。

交通の地域差
交通の地域差についてですが、こちらはお客様も訪問美容師も分かると思います。
自動車でないと行動出来ないのか、自転車の方が向いているのか、です。
地域によってはお客様の元まで遠く、自動車でないと行けない場所もあります。
逆に自動車だと道幅が狭くて小回りが効かないなどの問題が出て自転車の方が良い場合もあります。
僕が活動している葛飾区は自動車でも行動出来ますが、駐車場問題と言う
・駐車場の場所が見つからない
・駐車料金は誰が払うの?出張代に含まれるの?それともプラスの別料金?
の問題があります。
おそらく、都市部で訪問美容・訪問理容を自動車で行っている人はこの問題が大きいと思います。
逆に自転車の場合は駐車場問題はありませんが、
・訪問先に持って行く荷物には限界がある
・雨の日は荷物を濡らさないようにするのが大変
・自分が雨で濡れて部屋を濡らさないように配慮するのが大変
などがあります。
活動する範囲を自分が土地勘のある場所にしたり、地域密着型の活動する範囲を決めたりする事で、お客様も自分の地域の話が出来るので安心感が生まれます。
活動範囲を狭めることで出張代金も高くなりすぎないのでこちらも安心感が生まれるので良いとも言えます。
大手の訪問美容室の遠くの人よりも近くの地元の方が安心感や親近感も生まれやすく話しも弾みやすいみたいです。

出張は何処まで?
訪問美容の出張は基本的には、ほぼ全ての訪問美容師は何処までも行きます。
お客様としては安心・安全な美容師を選びたいと思いますよね。
訪問美容は家に上がっての出張カットになりますので、知らない人を上がらせるのは怖いですよね。だから、知っている人、いつもお世話になっている美容室・理容室の先生という方が多いと思います。
そう言う場合は地元の場合は来てくれる可能性が高いです。先生方も年を召されている方もいますので必ず来てくれるか?と言うわけではありませんが、地元の先生は来てくれる可能性が思います。
しかし、自動車や電車やバスなど交通移動に時間がかかる場合の美容室・理容室に通っていて、その先生に頼みたいという場合はお店に聞いてみるしかないです。
海外は今は問題があるかもしれませんが、国内であれば出張代+交通費を支払って頂ければ何処でも行く人が多いです。
僕の友人で新幹線に乗って一泊二日で出張カット・訪問理美容師のサービス活動に行って来た人がいました。知り合いや親戚では無く、昔ながらのお客様だったそうです。
でも、カット料金の他に出張代+交通費は結構な大きな金額になりますので、僕個人では地元に人をおすすめしています。

まとめ
最後にまとめです。
訪問美容は本当に地域に差が出ると思います。
お客様側にしても、訪問美容師側にしてもです。
必ず都市部が良いかと言えませんし、かといって自動車で行く訪問美容も大変だと思います。
何が大変かと言うとお客様の介護の状態によって違うからです。
ご家族やケアマネージャー・ヘルパーさんが介護している事が多いので、その苦労はおもんばかりですがその介護を変ってあげられる事は出来ません。
ですが、出来るだけ協力は出来ると思います。
訪問美容の書類関係やサービスの内容や交通手段など地域によって様々なようにお客様の状況・状態も様々です。
地域にあったサービスが提供出来るようにしたいです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
出張カット・訪問美容専門『あの美容師さん』
代表 佐藤圭哉